入野式ラブライブ論

2014/05/26 (月) 02:40:57

本日放送分で東條希の内面に触れる話が描かれたようで、少なくとも、身内に限っては今回の話を絶賛する方針のようです。
そうなれば、東條ファンの自分としてはどうにも視聴を我慢できそうにない、だから2期を見始める前に、
1期のラブライブを自分はどう捉えているのか。
それをここに書き残しておこうと思います。

自分にとってのラブライブという作品は「部活もの」であり、明言こそされていないものの、1期の劇中では一年という時間がしっかり経過したものだと考えています。
作品のテーマとしては
「物怖じせずに踏みだそう」
「踏み出す方向を、頑張り方を間違えてはならない」

だったのでは無いかな、と考えていて、その全てが、圧倒的なカリスマ性を持つ、高坂穂乃果というキャラクターの一進一退に描写を集中する事で、しっかり表現されていたのではないかな、と捉えています。

すごく面倒なので、なぜそう思ったかのソースを明確に表示する作業を省略しますが……(文章の陳腐化)。

シナリオ構築としては、1期以前の企画で披露されていたPVのリメイク、PVによって断片的に公開されていたストーリーを頑張って繋ぎあわせていたところが評価できる作品だったと思います。
全く使わないことも出来たはずですが、1期の劇中で明らかに接点のないキャラがPVの内容の都合上、突如仲よさげな感じで描かれだすような(「9人や」直前の、絢瀬に飛びつく園田)意味不明さすら「旧来のファンへの感謝」みたいなものを感じます。
不評だった最終回近辺については、個人的には猛烈に良かったと考えていて、一つのテーマを押し出すために主人公が成功し続けることも大切ですが、そのテーマが孕む危険性を責任をもって説明する、という姿勢に感銘を受けました。
個人的ベストシーンは、三話の幕が開くシーン
「START DASH」の良さと相まって、ものすごい神アニメエネルギーを感じさせられました。

ラブライブ1期は基本的に、狂気すら感じるギャグが展開され続けるところが気に入っており、それが視聴のモチベーションだったように思います。
そこに、三話の幕が開けるシーンや、最終回付近の留学云々の張り詰めた空気への切り替わりが起こる事で、話に抑揚が付き、面白さがマシマシになっていたのではないかな、と。
しかし、あまりに行動が突飛過ぎる為、少数のキャラクターに人間性を付与する事に失敗してしまった印象も受けます。
それでも重要なキャラクターの掘り下げはある程度しっかり出来ていて、個人的に高坂、園田、矢沢の三人が非常に良かったと考えています。

それぞれ好きな部分
高坂:作品主人公だけあって感情移入しやすかった。他人を救いたいわけではなく(学校は守りたい)、自己中心的な活動を続けてゆく内に周囲の人間が救われる神、だと思ったが大失敗してしまった。猪突猛進型でありながら、周囲を見る必要が有る事に気づいたので、今後の活躍に期待できるし、期待してる。
園田:高坂に救われた思い出を持ち、その事に対する感謝から始まって、高坂の事をず~っと気にかけているし、支え続けている。例え一番の友達にはなれなくても。ポエム癖も気に入っている。
矢沢:やる気はあっても才能がない。カリスマ性が無く、高坂になれなかった悲しい奴。でも死ぬほど健気。バイト始めて一ヶ月の奴を伝説と読んでサインを貰って大切にするのはやめたほうがいいと思う。

キャラ描写を犠牲にした為しようがない部分が殆どなのだが、不満点のあるキャラ
西木野:「親からアイカツを反対される」という従来の設定が撤廃(活動日誌で描かれたらしく、水面下ではあった事になった? 未読)された事(一年を軍門に下す事に手を焼く話より、学園を守るという部分で生徒会長と対立させた方がおいしいと考えられたか?)
星空;「女の子のような服を着てみたい」という欲求は描かれたものの、羞恥心を乗り越えさせる為の描写が一切なかった。
東條:真意が不明のまま「お手伝い」をし続けた挙句、入隊。極めつけに最終回付近で空気になった。
:自分がよく見てなかったせいか、最終回でゴネるまで、どういう人間なのか全然わからなかった。今もなおよくわかってない。
小泉:メガネ外すな。

絢瀬に関しては、特に何の感情を抱くこともなかったです。
いや、加入時のゴタゴタもすごい良かったのですが、学園存続プロジェクトのリーダー(自称)と生徒会長の重圧から解放されて以降の、良識があっていたずらもしちゃうような姿が好きです。
今日も頑張っておうちに帰ってほしいと思いますね。


個人的に推しメンは、「スピリチュアルやね」や「カードがそう言うんや」、「焼き肉」「ワシワシMAX」「9人や」「副会長」「おうどんさん」「ダイナマイトボディ」上げればきりがない程面白い要素を持っている、ラブライブ1期きっての不遇キャラ「東條 希」です。
自分が東條を気になる要素は、正直劇中にはありませんでした。
セクハラシーンにメリットを感じないし、恵体キャラも好きではない。オカルトもものすごく苦手なので、正直苦手といって差し支えないです。
それでも好きなのは、このキャラクターに対するネットの辛辣過ぎる姿勢に負けないで欲しいという思いと、設定の甘さからその人間性をかなりの部分、妄想で補完してしまっているところにあります。
ものすごく応援したくなる。

しかし、「ラブライブ! School idol diary」で、今後活かされるかはわかりませんが、かなり灰色の人生を送ってきたことが判明します。
東條の親は転勤族で今まで何度も転校を経験しており、現在は親について行かず、親族が所有している空き家に一人で暮らしているのです。
料理に気を使う事もせず、簡単だからといってうどんばっかり食べる姿は……悲しいところなのか笑うところなのか。
幼い頃から転校先のクラスの雰囲気を壊さないために腐心し、相手の心の揺れに非常に敏感です。
他人が主体の生き方を続ける内に、自分の本心を表現する事が苦手になってしまったのではないでしょうか。
その挙句が、「9人や」で、自分もアイドルやってみたかったって言えばいいのに、「カードがそういうんや」なんて言わなければならなかった原因だと思っています。

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